畜産情報ネットワーク(LIN)

秋田の畜産広場 お知らせ

秋田県養豚協会からのお知らせです

〜ブタの飼育関係者の皆様へ〜

豚の飼育施設等における防蚊対策について


日本脳炎については、豚の疾病として養豚場では豚へのワクチン接種等の対策が行われておりますが、豚における日本脳炎ウィルスの保有状況は地域によって非常に高い傾向があります。
また、日本脳炎ウィルスは、豚の体内で増殖し、蚊(コガタアカイエカ)を媒体して人に感染することが知られているため、人への感染防止として日本脳炎ワクチンによる予防接種が勧められていましたが、ワクチンに問題が発生し、予防接種が控えられたことから、日本脳炎の発生リスクが高まっています。
こうした状況を踏まえて、厚生労働省では、日本脳炎の人への感染に対する注意喚起のポスターを作成し配布するとともに、このたび、農林水産省を通じて、各都道府県に注意喚起を行いました。
つきましては、日本脳炎の発生による国内豚肉生産への影響が出ないよう、次の対策について徹底を図るようお願いいたします。

1 ブタが蚊にさされない環境作りについて
豚舎において、媒介蚊(コガタアカイエカ)との接触を避けるために、戸内の豚舎での飼育に努めること。
2 豚舎内の蚊の駆除について
豚舎内の蚊を駆除するために、豚舎内の壁面や防鳥ネット等への定期的な薬剤(ピレスロイド系)の散布等に努めること。

(参考)
・コガタアカイエカは、小さな水たまりではなく、水田や沼地に生息します。
・蚊は、吸血すると、その後壁面に留まり休息する性質があるため、豚舎内の壁面や防鳥ネット等への薬剤の散布が効果的です。
・有機リン系の殺虫剤では、コガタアカイエカに耐性が生じることが認められているため、ピレスロイド系の薬剤を使用する必要があります。

(リンク)
日本脳炎に関しては、厚生労働省のサイトに、日本脳炎に関するQ&Aが掲載されていますのでご覧ください。


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