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秋田の畜産広場 お知らせ

社団法人中央畜産会から刊行図書お知らせです。

社団法人中央畜産会 事業第一統括部(情報業務担当)
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『日本飼養標準・家禽(2011年版)』
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 編
A4判 130ページ 価格:税込2,940 円(送料別)


(社)中央畜産会では、(独)農業・食品産業技術総合研究機構の編纂による「日本飼養標準・家禽(2011年版)」を刊行しました。
同書は、家禽の成長過程、生産量に応じた適正な最新の養分要求量等を示しており、飼料の経済的利用、生産能力の向上等、家禽の合理的な飼養を行うための基礎資料となるものです。
今般の改訂は2004年版以来、7年ぶりに行われました。

このたびの改訂では、以下の4点を基本方針として設定しています。
(1)昨今の家禽の能力向上および飼養種鶏の変化等を考慮し、養分要求量および解説事項の見直し、
(2)養分要求量は、特定の文献値にとらわれず、わが国で行われた研究成果を中心とした既往成果を幅広く収集し、部会において最も妥当と判断した数値を採用、
(3)養分要求量は安全率などを考慮しない必要最少量を示す、
(4)「養分要求量に関連する要因」および「飼養管理技術とそれに関わるトピックス」において、現場で関心の高い事項を中心に解説の充実を図った。

【改訂のポイント】
(1)「鶏舎の換気と暑熱・防寒対策」を設置、
(2)「強制換羽」を「誘導換羽」とし、最新の研究成果を反映、
(3)移動(出荷)禁止になった場合の体重抑制法を解説、
(4)最新総合ワクチネーションプログラムを例示、
(5)飼料用米、エコフィードの情報を掲載、
(6)飼料中の動物性および植物性タンパク質の項を新設、配合の効果を解説、
(7)肉の呈味(ていみ)成分についての最新情報を解説、
(8)「地鶏の飼育」の項を設置、
(9)ダチョウの最新情報を更新、
(10)成分表(抜粋)を2009年版に更新。

参考:日本飼養標準・家禽(2011年版)の構成
1章 栄養素の種類、養分要求量の求め方およびその要求量の示し方を解説。
2章 平均的な能力をもつ鶏(卵用鶏、ブロイラー)を標準的な条件で飼養した場合のエネルギー、蛋白質およびアミノ酸、無機物、ビタミンなどの養分要求量を飼料中の含量で提示。
3章 家禽に必要な栄養素の役割と欠乏症状を解説、加えて、無機物の中毒水準、ビタミンの許容水準を提示。
4章 本飼養標準の養分要求量表の使い方を提示。
5章 養分要求量に影響する因子について解説。
6章 飼養管理技術と関連するトピックスについて解説。
7章 「鶏以外の家禽の養分要求量」として、前版のダチョウの他に日本ウズラおよびアヒルの養分要求量に関する情報を提示。
8章 参考文献として養分要求量の算出および解説などの基礎に用いた主要な文献を掲載。また、参考資料として卵用鶏およびブロイラーの標準的な発育体重および飼料摂取量、日本飼料成分表(2009年版)から主要な鶏用飼料の成分を抜粋掲載。


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